在学証明書を申請した。異国の事務手続きはめんどくさい。

ちょっと必要があって在学証明書を発行してもらったんだけど、それがなんだか大変だったよっていう話。学生証持っててピコってやってびろ〜って出てくる感じを想像してたら、実際にはえらいめんどくさかったです。
申請したのは昨日の話。前日のうちに研究室の友達に聞いておいたところによると、俺らは校門の近くの保衛処、だけど留学生は留学生処じゃないの?とのことだったので、まず保衛処と留学生処に行ってみた。安衛処と留学生処の棟は隣り合わせ。保衛処に行ってみると目つきの悪い公安の人たちがたむろってていかにも怖そうだった。怖そうだったから遠巻きに眺めてから、「うん、きっと違う!」って思って留学生処にいくことにした。留学生事務のおばさん先生に、「あのね、先生、在学証明が欲し…」と言うやいなや「学科の事務!」。
と言うことだったので、学校の書類なのに研究科?、と思いながらも研究科の事務へ。すると"私はフーダン大学のほげほげ学科の何某で、うんちゃら〜"って書いてくれば印を押してやるというようなことを言われ、それなんかちょと違うなぁと。日本の大学の事務に提出するものだから、なんかそのフォーマットに沿ったようなやつはないのか?ということをいまいち説明できず。まぁ確かに文書があってハンコが押してあれば立派な書類ではあるから、なんとも言えず。こっちでは公式書類でもそんな感じで自分で作成すんのかな?。
とりあえずなんか書かなきゃ始まらないらしいので、事務を出て研究室に戻る。で帰りながら、はたと思う、英語の書類に事務おばちゃんハンコ押してくれるかしら?中国語の簡単な書類は読めちゃうから(それに漢字ばっかりでいかにも公式の事務書類って感じだから)、うっかりすると忘れちゃうんだけど、日本で提出する書類は英語じゃないとまずいんだよね。
研究室に戻って気がつく。最近海外留学の手続きした人に聞けばよくね?と。そこで9月からイスラエルに行くとかいう先輩のところにいく。「ごめん分かんない、私もうポスドクだから学籍証明とかいらなかった。でもたぶん研究生院で貰えるはず」そうでしたスマセン学生じゃなかった。もう一人、アメリカ行くという後輩さんに尋ねると今度は「わかんないっす。おれ本科生だから。研究生の書類知らないっす」あ、そうだよね…ごめそ。あてがはずれてしまった…。
でも、後輩君、書類出しに行くついでだから一緒に研究生院まで行ってくれるというので、研究生院という研究生の事務所に。連れて行かれた古ぼけた長屋。中にはいると部屋がいっぱい。部屋割り地図があってたぶんこれ、学籍管理。かな。127号室。で、部屋までいって、よかったここだね、じゃあ俺先行ってるよー。ぇえー!?ここまで来て帰っちゃうの!?手伝ってくれるんでひょ?って思ったけど、あまりの鮮やかな帰りっぷりに思わず後ろから声かけられず…。ちょぇ〜、いいけどさー。
「こんにちは、在学証明を申…」「これ読んで!!」ドアに貼り付けた紙を指さされる。どうも書類申請のスキームのようだ。公、私に大きく分かれてて、どうも公のやつ以外はここでは発行しませんから忙しいから声かけるな的ななにかですかこれは。うん、読んだ、読んだけどヨグワガンネ。「あのリューガクセイなんですけど、よーわからないんですけど、公式の在学証明がほしい(たぶん)んですけど。」案の定うるせーなー的な視線(まーこれはこっちの人のニュートラルなので気にしないんだけど)。「なに、留学生?読めないの?」「読めるけど、よく分かんないです」「なにに使うの?」「日本の大学に提出する公式のやつをですね…」「ニホン、ドコカラキマシタカー?」「?×○!☆ッ」なんかニホンって行ったら突然友好的になったおばちゃん。「ワタシ、ホクダイデケンキュウシテタヨ。」。あそーでしたか、奇遇ですね、書類下さい。はいはい学生証ね。そうそうヘッダに復旦大学ってロゴがはいった印刷用紙をセットして、まさにそういうのが欲しかったのよ。一安心。じゃない、ちょっと待っておばちゃん、英語の書類が欲しいんだけど。「英語はここにはないのよー、これ持って外事処にいって翻訳してもらってねぇ。」。え、なにそれめんどくさい…。
ひとまず漢字で書かれた立派な書類は手に入ったものの、これを英語の書類に換えてもらうには別の部署に行かなくてはならないらしい。それぞれの事務所がキャンパスの別の所に点在しているもんだから、このくそ暑い中もーそろそろ疲れちゃったカナー。とか行ってるうちに外事処というところにたどり着いた。ワォ、ガイジンサンがいっぱいいる。きゃぴきゃぴの日本人と韓国人留学生でごった返している事務所のカウンターにたどり着き、「在学証明の英文バージョンをくれ、原本はここにある」というと、はぁ?という顔をされて「自分で訳してきて。そしたらハンコおす」って。はあ?「ドアの所に手続き貼ってあるから。」はぁまたドアですか。どうも自分で訳して、原本とともに月水金の1時半から4時半までの間に持ってくるようにとのこと。英訳のフォーマットはここからダウンロードできます→"ttp://www.〜"っておい!あるならそれで印刷してくれよ。

つーことで、結局間に合わんかって、来週の月曜日にいってくる。事務はやだ…ほんとに事務はやだ。常識が通用しない。想像力をフルに働かせて、…もあんま意味ない。あーやだやだ。